STORY 暮らしのストーリー

リビングから見たダイニング・キッチン。大きな窓から心地よい光が入る。ダイニングテーブルのほか、キッチンにはカウンターも設えた

暮らしの課題を動線で解決 プライベートな中庭を囲む家

玄関を入ると正面右手にある中庭から明るい日が射し込むAさん宅。以前の家では人目が気になり、日中はずっとカーテンを閉めて暮らしていたそう。そのため、家を新築することが決まったときに、奥さんは中庭をつくることを強く希望しました。

一戸建てがほしいと考えていた奥さん主導で始まった家づくり。数社のビルダーを巡るうちにAさんもその気になってきたと笑います。USAMI HOMEを含め、木材を使用した家づくりが気に入った3社で迷っていたそう。家づくりは一生に一度の高い買い物。そのためAさんご夫妻は、最終的に「人」だと考え、同じ子育て世代で、SNSでの情報収集にも積極的な中村さんにお任せしたい、と同社との家づくりを決めました。

リビングはゴロンと横になれる小上がりを備えた。ヒーターで目隠しをしている場所に小上がりに腰かけて使えるデスクがあり、子どもの学習スペースとなっている

中庭へのアクセスはユーティリティとリビングから可能。部活などで全身が汚れた場合は、玄関を通らずに中庭からユーティリティを経由して浴室に向かうこともできる

奥さんには効率よく家事が行える動線を実現したいという希望もありました。その要望に応えて中村さんが提案したのは、ファミリークローゼット、ユーティリティ、中庭をつなぐプランです。ユーティリティでは洗濯した衣類をその場で干すことができ、中庭に続くドアを開ければ風も入ります。乾いたものはハンガーにかけたままファミリークローゼットへ。家事の中で洗濯物を畳むのが苦手という奥さんにとっては、心身ともに負担が軽くなる動線になりました。

奥さんこだわりの中庭。外壁の色はより暗めのものも検討したが、暗い色だと圧迫感があることとリビングに観葉植物を置いた場合の眺めなどを考慮してグレーに。フェンスの高さも、人目を遮りつつ圧迫感がないようにと考えこの高さになった

キッチンとダイニングテーブルを横並びにしたレイアウトは奥さんの希望によるもの。照明はシーリングライト以外はAさんの持ち込み

キッチンから左右に収納スペースを設けたパントリーを抜け玄関につながる動線が便利。キッチンはカウンターが一段高くなっているため、作業スペースが丸見えにならず、ご夫妻そろって気に入っていると話す

念願の中庭を設けたことで、Aさん宅は上から見ると逆コの字型になっています。しかし、中庭のウッドデッキを室内の床とほぼ同じ高さにし、色味も室内の床材に寄せることで、中庭が室内空間の延長になり、四角い家のような印象を受けます。奥さんのお気に入りはもちろんこの中庭のウッドデッキ。人目を気にせずここでゆっくり過ごすことができます。この中庭の横のリビングで家族が集まる時間も以前よりも増えたと感じているそう。

ダイニングテーブルの裏手にある作業デスクは、主に奥さんが使用している

洗濯機の横にはスロップシンクがあり、汚れの激しい物は別に洗うことができる。家全体はシンプルな内装に仕上げつつ、洗面スペースとユーティリティで異なる柄のフロアタイルを使用したりと遊び心も盛り込んだ

トイレの床はヘリンボーンに。戸のない収納は中村さんのアイデアによる造作で、見えない部分まで収納スペースになっている

1・2階の洗面スペースには同じタイルを使用。通常は横長に張るタイルだが、2階では奥さんのアイデアで縦長に張ることでひと味違う雰囲気に

玄関ホールと隣接している洗面スペース。朝の忙しい時間帯でも家族で使えるよう広さを確保した

当初、持ち家に興味がなかったというAさん。実はこれまで30回ほど引っ越し、5年以上同じ家に暮らしたことがないそう。自分たちの望みを盛り込んだ家が完成し、「『ホーム』ができた」と嬉しそうに語ってくれました。

玄関の土間には床暖房を採用。雪で濡れた靴がすぐに乾く。奥の右手には、洗面スペースに出られるウォークスルータイプのファミリークローゼットがある

玄関の場所は試行錯誤したが、正面ではなく側面に配置することで、中庭をはじめとしたすべてのピースがぴたりとはまった

外壁の1階部分に道南スギを採用したAさん宅。経年による変化も楽しみ

OPEN HOUSE見学会予約はこちら

CONTACTお問い合わせ

家づくりに関する質問・お困りごと・お悩みなどがありましたら、
どんなことでもお気軽にご相談ください。